G530(XPLANE530)

7番:ILS進入の方法 ②(G530)

今日は実践的やり方ですが、
ここまで説教臭くなったので、それを利用して単純に書いていきます

備忘録だし

 

下記の航路を

NAVを使って 自動操縦し

Altitude hold mode で 高度を2,000ftで固定し

B地点を過ぎた辺りから、ILSを使って自動着陸します

G530に入力をする でフライトプランを入力し

【CDI】ボタンで、GPS表示をさせる

G530:自動操縦を使ってみる 通りにして

AP と NAV を表示させ

離陸A地点前後で、

C90:自動操縦で高度を維持する 通りにして、2,000ftに到達した時点で

ALT表示させる

NAVで 横方向の自動操縦が完了し
ALTで 高度2,000ft を自動で維持しつつ

今は、A点-B点の間にいる。

という状態

ここから、ILS進入の準備に入ります。
(距離が近いので離陸前に準備していいけど、話の流れ上 ここからってことで)

空港ILS周波数を入力

G530:ILS進入の方法 ①  にある通り、まずは NAV1に周波数を入力しますが

 

リアリティを求めて空港諸元からILS周波数を調べて、手入力してもいいですが

面倒なんで、mapから ILSのビームをクリックして(オレンジ色にして)、周波数を表示

 

これを機体のNAV1に、ダイヤル入力。。。 してもいいんですが

面倒なんで、mapの「NAV1の調整」をクリック

これで NAV1に入力されました。

面倒ではないので、NAV2もついでに入力しておきます

B点前後で、フラップとギアの処理をしますが 省略

GPSモードをLOCモードに切り替える

B点を過ぎたら、滑走路と正対するので

【CDI】ボタンを押して

GPS表示から VLOC表示に変えます

 

 

これで(G530が) ナビモードからILS進入モードに切り替わりました

正確に言うなら、ILSが出す電波を捕らえて表示させてる (誘導はまだしていない)状態です

 

水平儀のRNV表示が LOC1表示に切り替わりました

ALT (自動高度維持)はまだそのままです

ローカライザーは 正対させていたので、すでにほぼ真ん中ですが

グライドスロープは まだ上の方にあります


これは、まだこの状態であるので

「正しい角度で着陸すべき位置は、現時点より上」 と言っているのですが

G530:ILS進入の方法 ① で書いた通り  いずれ正しい位置にぶつかるので

このままでOKです

ILS着陸 自動誘導モードに入れる

ここで、機体側の【APPR】ボタンを押すと、飛行機がアプローチモードに入り
自動着陸誘導になります

ALTの横に 白いGSが現れます

モードは切り替わりましたが、適正位置は遙か上なので、まだ白色です

ローカライザーは既に捕らえています


上に書いたとおり、このまま何もせず進むだけで「適正高度」に衝突します

水平儀表示上は グライドスロープの緑三角が下に降りてきます


緑三角が下がって来、 グライドスロープを捕らえました

GS表示が緑色に変わり

これからグライドスロープに沿って下へ引っ張られ、高度が変わるので

ALT表示は消えます


ローカライザーもグライドスロープも 中央の正しい位置に居続けます

ということは 機首を下げ、グライドスロープに沿って一定の降下率で降下していることになります

自動操縦を いつ切るか

このまま放っておいても、空港の高度ゼロまで引っ張ってくれます
それを着陸というのか、激突というのかわかりませんが (笑)

ILSには性能によってカテゴリという区別があり、どの高度まで利用できるかの規定がありますが
これはゲームなので厳密に従う必要もありません
私達は航空会社の社員でもないので 社内規定も必要資格も関係ありません

つまり、どこで自動操縦を切るのかは 遊びである以上 個人の自由なのですが
ある人は 高度1,000ftくらいで手動に切り替え
別の人は 高度400ftくらいで切り替えていました

理屈上、ギリギリまで自動でやってもらった方が楽ですが
切り替えた途端、スロットルの位置が違うとか なにか思わぬ反応があった時に対処できる高度が足りません。横風が吹いていても機械は計算して細かく調整していますがそれを突然オフにして即対応できるか?ということです。1,000ftから手動に切り替える人は、それを嫌っているのでしょう。そこらへんから手動で操縦すれば慣れるまでの時間がかなりあります

一方、早めに切ると 細かな乱気流等で揺さぶられ、それに当て舵をあてますがそれによる誤差がどんどん大きくなってしまいます。 つまり優秀で迅速な対応ができる機械の操作を早めに切り、未熟な人間の操作の時間が長くなるということです。現実問題として、優秀な技量を持っていたとしてもランダムに動く気流に当て舵をして逆にその方向にふられ、どんどんズレていく確率は上がるわけです。特に天候が悪い時、視界はともかく気流が乱れている時はできるだけ長く自動操縦を使っていたくなります

どの程度の高度でオートパイロットを切るか、 どんな天候で、どれ程の重量で、自分がどれだけの技量をもっているか、その程度を測って考えることこそが、このシミュレーターの醍醐味だと思います。
敵機を打ち落とす快感がある訳でもなく、荷物を運んで報酬ポイントがでるわけでもないのですが、少し自重が変わっただけで滑走路に叩きつけられ、気流が変化しただけで脇に追い出され、それを何度も何度も練習して克服した達成感。上達した達成感。これこそが醍醐味です。
ですから、どの高度でオートパイロットを切るのか、その判断も楽しみのひとつなのです。
プロのように判断を間違えたことによる罰則も、深い後悔もないのですからその点は失敗を繰り返して楽しむべきポイントだと思います

操作のまとめ

ILS周波数を合わせる

  • マップでILSの羽をクリックして、周波数を表示させる
  • 「NAV1の調整」 をクリック

自動着陸モードに入る

  • G530の【CDI】ボタンを押し、GPS表示をVLOC表示に切り替える
  • 適正位置で 【APPR】ボタンを押す

余談

ILS電波が受信できる範囲に到達したか、どう確認するか

今回のケースでは空港同士が非常に近いですが、遠く離れた目的地の場合
最初からは電波が届かず、 いつ頃から届き始めるかわかりません

ILS周波数をセットしましたが、 周波数と言ってる以上  ラジオのように音を出すことができます
そして実際出ています

C90では、操縦席正面の真ん中ほどに PILOT AUDIO と書かれたパネルがあります

これの NAV1をオンにすれば、NAV1にセットした周波数のモールス音が聞こえます
聞こえてないうちは まだ届いていないということになります

また、その横にマーカービーコンの音がありますが、ついでにこれもオンにしておきます
その説明は長くなるので 興味があればどこかでググって調べてください


※ 機種違いでB737-800X(ZiboMOD)ではコレになります
ビーコンや気象情報の音声スイッチ(B737-800X)

GPSモードを使わず、いきなりVLOCモードから始めてみる

今回の2つの空港、EGLLとEGLCは非常に近く
そして 偶然にもその距離は ほぼEGLCから出るILS電波の到達距離でもあるのです

試しにGPSをつかわずに、初めからVLOCモードにし、【APPR】を入れて離陸してみます
滑走路を走り、離陸して直後くらい、まだ上昇し続けてる時に
いきなりILS電波が反応します (モールス音も鳴り始めます)

そして、下のような航路を取り始めます

このX-PLANE11で、ILSごとに到達距離が違うのか、すべて同じなのかわかりませんが
マップ上でだいたいこれくらいの距離が ILS電波の到達距離ということになりますね

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